Web記事のハイライト管理アプリ6選無料枠・非公開・書き出しで比較
Web記事に線を引いて後から見返せる6サービスを、無料枠・日本語の画面・メモ・書き出しで比較。Raindrop.ioはハイライトが無料で無制限、Glaspの無料プランは公開ハイライトのみ、SuperFlowは累計10件まで無料で試せます。

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Web記事に線を引ける拡張機能はいくつもありますが、引いた箇所が半年後にどこにあるかは、ツールによってかなり違います。
私は普段、新規事業の立ち上げと成長の支援をしていて、毎日かなりの数の記事を読んでは、自分で開発しているSuperFlow(AI要約)に保存しています。
ただ、ツールを選ぶ前に確かめておきたいことが一つあります。
無料プランだと、引いたハイライトが他人から見える形で残るツールがあります。 Glaspは公式の解説に「Free users can only create public highlights」と書いていて、非公開のハイライトは有料プランの機能です。
仕事の下調べで取引先の記事に線を引くなら、ここは最初に見る項目です。
では、何を基準に選べばいいのか。
線を引いて貯めるだけなら、無料のまま件数を気にせず使えるRaindrop.ioが候補です。引いた箇所を資料に引用するなら、書き出しと非公開の扱いまで見ることになります。
この記事では、無料枠・日本語の画面・メモ・全文検索・書き出しの5つの軸で6サービスを比べ、拡張機能だけで済ませる場合の選択肢も整理します。
保存先そのものを選び直すなら記事保存アプリの比較、Glasp単体の導入手順はGlaspの使い方にまとめています。
ハイライトの置き場は2つに分かれる
「ハイライト管理アプリ」と一括りにされますが、線を引いた箇所がどこに残るかで2つに分かれます。
では、どちらを選ぶのか。分かれ目は、記事そのものを手元に保存するかどうかです。
ブラウザ拡張で、開いているページに引く
いま見ているページに直接線を引く型です。拡張機能を入れれば、保存の手順を踏まずにその場で引けます。
手軽なかわりに、記事が消えたり有料の壁の裏に移ったりすると、引いた箇所の前後が読み返せなくなります。
引いた言葉だけが残り、文脈が残らない状態です。
保存サービスの中で、保存した本文に引く
記事を保存して、取り込んだ本文に線を引く型です。あとで読むサービスや読書アプリがここに入ります。
元のページが変わっても、保存した時点の本文とハイライトが残ります。
そのぶん、無料枠に件数の上限があるか、月額がかかるかのどちらかになります。
比較の条件
比べる前に、何を含めて何を除いたかを書いておきます。
- 確認日: 各サービスの料金と機能は、公式の料金ページ・ヘルプで確認した日付を表の下と末尾の出典に書いています。SuperFlowは開発元として現行の仕様を直接確認しています
- 含めたもの: Web記事にハイライトを引いて一覧で見返せるサービスのうち、公式ページで無料の範囲を確認できたもの
- 除外したもの: PDFや画像だけに注釈を付けるアプリと、同名の多いブラウザ拡張の大半です。公式ページで無料の範囲を確認できたWeb Highlightsだけ、後の節で個別に扱います
- やっていないこと: 同じ記事を各サービスに入れて、本文の取得精度や引ける範囲を測る試験はしていません。本文がうまく取れるかはサイトによって変わるので、無料枠で自分がよく読むサイトを試すのが確実です
- 「要確認」の意味: 公式の情報で確認できず、推測で埋めるべきでないと判断した項目です
SuperFlowは自社のサービスなので、できないことも含めてほかと同じ軸で扱っています。
6サービスの比較表
| サービス | 無料で使える範囲 | 有料プラン | 日本語UI | Chrome拡張 | メモ | 全文検索 | エクスポート |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| SuperFlow | 保存・要約が累計10件。音声生成・動画処理・AIチャット機能・定着メモ生成が各累計3件(クレジットカード登録不要) | Standard 1,980円/月(税込)(保存・要約 月100件) Pro 4,980円/月(税込)(月500件。AIエージェント連携(CLI)はここから) Max 9,800円/月(税込)(月1,500件) | ◯ | ◯ | ◯ | △ | 有料 |
| Raindrop.io | ブックマーク・コレクション・ハイライト・端末数がいずれも無制限。インポート/エクスポートも無料。ファイルのアップロードは月100MBまで | Pro 要確認(公式の料金ページが地域別の動的表示のため金額を取得できず。年払いは月払いより約20%安いと記載) | ◯ | ◯ | 有料 | 有料 | ◯ |
| Instapaper | 保存件数は無制限。Web・iOS・Androidの同期、フォルダ整理、サードパーティ向けAPIまで無料。ノート(メモ)は月5件まで | Premium $5.99/月・$59.99/年(年払いは15%以上お得と公式表記。全文検索(アーカイブ含む)・パーマネントアーカイブ・PDFリーダー・ノート無制限・Kindle連携・AI音声と読み上げプレイリスト(モバイル)・最大3倍の速読・広告非表示。iOSのアプリ内課金は¥900/月・¥9,000/年) | △ | 要確認 | ◯ | 有料 | ◯ |
| Readwise Reader | 無料プランなし。30日間の無料トライアル(カード登録不要)のみ | Readwise Lite $5.59/月(年払い)(メール中心のプランでReaderは対象外) Readwise Full $9.99/月(年払い)・$12.99/月(月払い)(Readerを含む。年払いは12か月分119.88ドルを一括請求。学生など学術関係者には50%割引(購読前にサポートへ連絡が必要)) | × | 要確認 | ◯ | ◯ | ◯ |
| Matter | 保存は無制限。基本の保存・閲覧は無料で使い続けられる | Premium $7.99/月・$59.99/年(App Storeのアプリ内課金の表示。旧世代の商品が併存しており現行価格は要確認。公式サイトに価格の記載なし) | × | 要確認 | 有料 | ◯ | 要確認 |
| Obsidian Web Clipper | すべて無料・オープンソース。ページをMarkdownに変換して自分のObsidian vault(ローカルのフォルダ)に保存する | — | 要確認 | ◯ | ◯ | 要確認 | ◯ |
確認日: 2026-09-10(各社の公式ページで確認。最新の料金は公式サイトを参照)
表の「メモ」が「有料」のサービスは、線は無料で引けてもメモを添えるのが有料プランという意味です。
無料のまま引けるか、非公開にできるか
無料で使い続けられるかどうかは、3つに分かれます。
無料で無制限に引けるもの
Raindrop.ioは、無料プランでブックマーク・コレクション・ハイライト・端末数がいずれも無制限です。ファイルのアップロードだけが月100MBまでに制限されています。
ただ、メモは有料プランの機能で、全文検索とウェブアーカイブもProに入ります。
Matterも保存は無制限で、基本の保存と閲覧は無料のまま使い続けられます。日本語の画面はなく、Premiumの価格はApp Storeのアプリ内課金の表示($7.99/月・$59.99/年)しか見つからないため、現行価格は要確認です。
Obsidian Web Clipperは、すべて無料のオープンソースです。ページをMarkdownに変換して自分の手元のフォルダに保存するので、ハイライトもメモも自分のファイルの中に残ります。
無料だと公開されるもの
ブラウザで線を引いて共有する型には、Glaspがあります。無料プランでも公開ハイライトは無制限で、Freeはクレジットカードの登録なしで使えます。
ところが、無料プランで引けるのは公開されるハイライトだけです。非公開にするにはPro(月15ドル、年払いは150ドル)以上が必要です。
公開の既定値を変える手順や上限の内訳はGlaspの使い方に整理しました。
無料プランがないもの
Readwise Readerには無料プランがなく、30日間の無料トライアル(カード登録不要)だけです。Readerを含むReadwise Fullは年払いで月9.99ドル、月払いで月12.99ドルです。
ハイライトと注釈の機能は厚く、書き出しもCSV・OPML・zipに対応しています。日本語の画面はありません。
Instapaperは保存件数が無料で無制限ですが、メモは月5件までです。無制限のハイライトと全文検索はPremium($5.99/月・$59.99/年、iOSのアプリ内課金は¥900/月・¥9,000/年)に入ります。
拡張機能だけで済ませるなら
記事を保存せず、拡張機能だけで引きたい場合の選択肢も1つ挙げておきます。
Web Highlightsは、Chrome・Edge・Firefoxの拡張機能とAndroidアプリ、どのブラウザからでも開けるWebアプリを公開しています。公式サイトは、アカウントなしで使えて、ハイライト・ブックマーク・メモ・タグに件数の上限はないと書いています。
書き出しのうち、Markdownでクリップボードにコピーする方法は全プランで使えます。NotionとCapacitiesへの書き出しとAI機能は、無料プランとPremiumで1日1回まで、Ultimateと7日間のトライアルでは無制限です。
問題は、端末をまたいだ同期に無料アカウントとPremium以上が必要なことです。PDFとHTMLファイルへの書き出しもUltimate以上です。
公式サイトの料金ページには金額の記載がなく、金額は要確認です。日本語のサイトはありますが、拡張機能の画面が日本語かどうかはこのページからは確認できませんでした。
だから、1台のパソコンで引いて、Markdownで手元に移す使い方なら無料の範囲で足ります。複数の端末で見返したいなら、有料プランの金額を決済画面で確かめてください。
引いたハイライトを後から使う5つの手順
- 引く前に、残す場所を決める:拡張機能で引くのか、保存した本文に引くのかを先に決めます。両方に引くと、半年後にどちらを見ればいいか分からなくなります。
- 非公開の設定を確かめる:仕事の資料に使うなら、無料プランの公開範囲を最初に見ます。Glaspのように公開が既定のツールでは、設定を変えてから引き始めてください。
- 引いた理由をメモで1行残す:引用したいのか、反対意見として覚えておきたいのかは、線だけでは思い出せません。メモが有料プランの機能になっているサービスもあるので、表の「メモ」の列で確かめてください。
- 一覧で見返す:SuperFlowでは、要約や原文のテキストを選択してハイライトし、ひとことメモを添えられます。残したものは「ハイライト&メモ」タブに集まり、検索バーからタイトル・AI要約・タグ・ハイライトを横断して探せます。
- 使う形で書き出す:引用する段で必要なのは、自分が原文で選んだハイライトと自分のメモです。Markdownなど扱える形式で出せるかを、契約前に見ておいてください。
保存と検索の入口は使い方ガイドにあります。
私は、AI要約は読む代わりではなく、時間を使う価値がある記事を見定めるための下読みだと思っています。引用の根拠に使えるのは、要約ではなく自分が引いたハイライトとメモです。
用途別の結論
- お金をかけずに線を引いて貯めたい: Raindrop.io(ブックマーク・コレクション・ハイライト・端末数が無制限、アップロードは月100MBまで)。メモと全文検索はProです
- 手元のファイルに残したい: Obsidian Web Clipper(無料・オープンソース、Markdownで保存)
- 1台のパソコンで引いてMarkdownに移したい: Web Highlights(アカウントなしで件数無制限、同期はPremium以上、金額は要確認)
- 公開して共有したい: Glasp(無料は公開ハイライトのみ、非公開はPro月15ドル以上)
- ハイライトと注釈を中心に使いたい: Readwise Reader(無料プランなし、Readwise Fullは年払いで月9.99ドル、日本語の画面なし)
- 日本語の画面で、要約と一緒に残したい: SuperFlow(保存・要約が累計10件まで無料、Standardは月額1,980円で月100件、書き出しは有料プラン)
線を引くこと自体はどのツールでもできます。差が出るのは、非公開にできるか、メモを添えられるか、後から持ち出せるかの3点だと思っています。
保存した記事を読み返さないのは怠慢ではなく、一覧にタイトルとURLしか情報が無いことが原因だと私は考えています。ハイライトとメモは、その一覧に自分の言葉を足す作業です。
SuperFlow(AI要約)に登録してハイライトとメモを試すと、クレジットカードの登録なしでFreeの累計枠を使えます。分類して貯めることが中心なら、Raindrop.ioのほうが向きます。
よくある質問
無料でハイライトを無制限に引けるアプリはありますか?
Raindrop.ioは無料プランでブックマーク・コレクション・ハイライト・端末数がいずれも無制限です。Web Highlightsも、公式サイトがハイライトとメモに件数の上限はないと書いています。
ただしRaindrop.ioのメモと全文検索は有料プランの機能です。数値は2026年10月時点の確認内容です。
無料プランのハイライトは他人に見られますか?
ツールによって違います。Glaspは無料プランで引けるのが公開ハイライトだけで、非公開はPro(月15ドル)以上です。
Raindrop.ioやInstapaper、SuperFlowのように、保存した内容が自分だけのものとして扱われるサービスもあります。2026年10月16日から17日に各公式ページで確認した内容です。
ハイライトをMarkdownで書き出せますか?
Obsidian Web Clipperは保存そのものがMarkdownです。Web Highlightsはクリップボードへのコピーが全プランで使え、PDFとHTMLファイルへの書き出しはUltimate以上です。
SuperFlowの書き出しはMarkdownですが有料プランの機能で、Readwise ReaderはCSV・OPML・zipに対応しています。2026年10月17日確認。
日本語の画面で使えるのはどれですか?
SuperFlowとRaindrop.ioは日本語の画面があります。Instapaperは画面によって違い、Readwise ReaderとMatterには日本語の画面がありません。
Web HighlightsとObsidian Web Clipperの日本語対応は、公式ページで確認できませんでした(要確認)。
保存した記事とハイライトを一緒に残せますか?
あとで読むサービスや読書アプリの中で引く型なら、保存した時点の本文とハイライトが一緒に残ります。SuperFlowでは日本語のAI要約も同じアイテムに付きます。
ブラウザ拡張だけで引いた場合は、元のページが消えると前後の文脈をたどれなくなります。2026年10月17日時点の整理です。
出典・確認日
- Web Highlights:公式サイト(日本語)(2026年10月17日確認)。対応ブラウザ、無料の範囲、書き出し形式、同期の条件。料金ページに金額の記載はありませんでした。
- Glasp:料金ページ、How to Highlight Privately on Glasp(2026年10月16日確認)。プランの金額と、無料プランが公開ハイライトのみである点。
- Raindrop.io:Pro(2026年9月10日確認)。無料プランの範囲とProの機能。
- Instapaper:Premium、App Store(2026年10月13日確認)。無料の範囲とPremiumの価格。
- Readwise:料金ページ(2026年9月10日確認)。無料トライアルとReadwise Fullの価格。
- Matter:公式サイト、App Store(2026年9月10日確認)。無料の範囲とPremiumの表示価格。
- Obsidian:Web Clipper(2026年9月10日確認)。無料・オープンソースである点とMarkdownでの保存。
- SuperFlow の機能と料金は公式FAQ、使い方ガイド、料金・プラン(2026年10月8日照合)。
各社の料金と仕様は変わります。契約前に公式ページで最新の内容を確かめてください。
「要確認」と書いた項目は、公式ページで記載を見つけられなかったものです。
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株式会社VASILYでのグロースハック担当、AR/VR領域の事業を手掛ける株式会社MESONの代表を経て、POSTSを創業。生成AIなどの先端テクノロジーを事業成長に結びつける戦略パートナーとして活動しています。著書に『生成AI時代を勝ち抜く事業・組織のつくり方』(日経BP)、『いちばんやさしいグロースハックの教本』(インプレス)。
AI時代の情報過多を解消するためにSuperFlowを開発しました。


