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あとで読むChrome拡張5選Pocket終了後の保存先と入れ方

Pocketの拡張機能が使えなくなった後の「あとで読む」Chrome拡張を5つ比較します。Chrome標準のリーディングリストとの使い分け、ピン留めして1クリックにする手順まで。2026年10月24日に公式ヘルプで確認。

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「あとで読む」のChrome拡張を探して検索すると、いまでも Pocket を薦める記事が上位に並びます。

ただ、Pocket は2025年7月8日に終わりました。拡張機能も配布されていないので、記事のとおりに進めても入れられません。

私は普段、新規事業の立ち上げや成長の支援をしていて、仕事がらPCで読む記事の数が多いほうです。保存はほとんどブラウザからの1クリックに頼っています。

ただ、拡張機能を入れる前に決めておきたいことが一つあります。

保存して一覧に並べるだけなら、Chromeの標準機能で足ります。 Chromeには「リーディング リスト」が最初から入っていて、拡張機能を追加しなくても使えます。

では、どこから拡張機能が必要になるのか。

分かれ目は、保存したページに後から何をしたいかです。読む場所を整えたい、ハイライトとメモを残したい、中身を先に把握したい、のどれかがあるなら拡張機能の側に寄ります。

この記事では、標準機能との使い分けを先に整理したうえで、いま使える拡張機能を5つ、無料枠・日本語の画面・AI要約・ハイライトの軸で比べます。そのあとに、ピン留めして本当に1クリックで保存できるようにする手順を書きます。

保存先のサービス自体を広く見比べたい方は「Pocket終了後の代替サービス8選」も読んでみてください。

Pocketの拡張機能はもう入れられない

古い記事が薦めている Pocket は、3段階に分けて終わりました。

Mozillaの公式ヘルプによると、2025年5月22日にアプリストアからの配布と新規登録が止まり、2025年7月8日にサービスが終了しました。

そのあと2025年11月12日にエクスポートページが閉じ、全アカウントとデータも削除されています。

つまり、いまから Pocket の拡張機能を入れて使い始めることはできません。手元にエクスポート済みのCSVファイルが残っている人だけが、その中身を移行先に取り込めます。

もう一つ、同じ理由で候補から外れるものがあります。

無料で人気のあった Omnivore は2024年にマネージドサービスを終了し、いまはソースコードを自分で動かすセルフホストだけが残っています。拡張機能を入れる前に、運営が続いているかどうかを確かめたほうがいい例です。

Chromeの標準のリーディングリストで足りる場合

Chromeには「リーディング リスト」が標準で入っています。Googleの公式ヘルプに手順が載っていて、パソコン版では次のように追加します。

  1. 後で読みたいページを開く
  2. 右上の「その他」アイコンから「ブックマークとリスト」→「リーディング リスト」を選ぶ
  3. 「タブをリーディング リストに追加」を選ぶ

タブを右クリックして「リーディング リストにタブを追加」からも追加できます。保存したページはサイドパネルに並び、そこで並べ替え・編集・削除ができます。

ここまでで済むなら、拡張機能は要りません。URLを溜めて一覧から開き直すだけの用途には、標準機能がいちばん速いと思っています。

ただ、公式ヘルプに書かれていないこともあります。

オフラインで読めるかどうか、他の端末と同期されるかどうか、何件まで保存できるかは、このヘルプには記載がありません。同じページでオフライン閲覧として案内されているのは、リーディング リストではなく「ページを別名で保存」でファイルとして保存する方法です。

拡張機能を入れたほうがいい場合

では、どこから拡張機能の出番になるのか。

後から何かをしたいときです。ハイライトとメモを残す、Markdownで自分の手元に落とす、要約で中身を先に見る、といった操作は標準のリーディング リストにはありません。

もう一つ、保存先を1か所にまとめたい場合も拡張機能です。PCのChromeとiPhoneの両方から同じ場所に入れたい、仕事のメモと同じ場所に置きたい、という条件は、ブラウザの中だけでは満たせません。

比較の条件

比べる前に、何を含めて何を除いたかを書いておきます。

  • 対象は、PCのChrome(Edge・Arc などChromium系を含む)向けに拡張機能を公式が配布していると公式ページで確認できたサービス
  • Pocket のように提供が終わったもの、セルフホストだけが残っているものは除く
  • 無料枠は、クレジットカードを登録せずに使える範囲を書く
  • 価格と仕様は各社の公式ページで確認した日を表の下に出す
  • SuperFlow は私が開発しているサービスなので、他と同じ軸で、向かない場合も書く
サービスChrome拡張無料で使える範囲日本語UIハイライトAI要約エクスポート
Raindrop.io◯ブックマーク・コレクション・ハイライト・端末数がいずれも無制限。インポート/エクスポートも無料。ファイルのアップロードは月100MBまで◯◯有料◯
Obsidian Web Clipper◯すべて無料・オープンソース。ページをMarkdownに変換して自分のObsidian vault(ローカルのフォルダ)に保存する要確認◯×◯
Notion Web Clipper◯Notionの無料プラン(Free)のまま使える。無料プランはアップロードが1ファイル5MBまで、ページ履歴は7日間◯×有料◯
Slax Reader◯記事の保存・スナップショット・ハイライトとコメント・全文検索・端末間同期が無制限。AI機能は料金表ではProのみ(比較ページと記載が食い違う)要確認◯有料要確認
SuperFlow◯保存・要約が累計10件。音声生成・動画処理・AIチャット機能・定着メモ生成が各累計3件(クレジットカード登録不要)◯◯◯有料

確認日: 2026-09-10(各社の公式ページで確認。最新の料金は公式サイトを参照)

各拡張の短評

Raindrop.io

無料のまま件数を気にせず使える点が強みです。ブックマーク、コレクション、ハイライト、端末数がいずれも無制限で、インポートとエクスポートも無料のままできます。

日本語の画面があるので、設定で迷いにくいのも利点です。ファイルのアップロードだけは月100MBまでという枠があり、PDFを大量に放り込む使い方には向きません。

AI要約は有料のPro側の機能です。保存して分類する用途が中心なら、無料のままでも困らないと思います。

Obsidian Web Clipper

保存先が自分のフォルダになる拡張機能です。ページをMarkdownに変換して、手元のObsidianのvaultに書き出します。

すべて無料でオープンソースなので、サービスが終わっても保存したものが消えません。先に挙げた Pocket や Omnivore のことを考えると、この性質は無視できない安心材料です。

その代わり、Obsidianを別に用意して使い続ける前提が要ります。アプリを開かずにスマホでさっと見返したい人には重く感じるはずです。

設定の手順は「Obsidian Web Clipperの使い方」に分けて書いています。

Notion Web Clipper

すでにNotionを使っているなら、これがいちばん迷いません。Notionの無料プランのまま使えて、保存したページはデータベースの行として並びます。

仕事のメモと同じ場所に記事を置けるので、調べものの結果をそのまま資料にしたい人に向きます。日本語の画面があり、共有もNotion側の仕組みに乗ります。

無料プランにはアップロードが1ファイル5MBまで、ページ履歴が7日間までという制限があります。AI要約はNotion側の有料機能です。

Slax Reader

記事の保存とスナップショット、ハイライトとコメント、全文検索、端末間の同期が無料で無制限という範囲の広さが特徴です。

オープンソースで公開されていて、保存したページのスナップショットを残すので、元記事が消えても読み返せます。

ただ、AI機能の扱いは要確認です。公式の料金表では有料のPro側の機能とされていて、比較ページの記載と食い違っています。

AI要約を目的に選ぶなら、申し込み前に公式ページで確かめてください。

SuperFlow(AI要約)

私が開発しているサービスなので、できないことも含めて書きます。保存した瞬間にAI要約が作られて、ライブラリに並ぶところが他と違う点です。

Chrome拡張をツールバーから押すと、そのページが保存されて要約が付きます。記事だけでなく、Xのポスト・YouTube・PDFも同じ場所に入ります。

PC以外からの保存は、iPhoneなら共有メニュー、Webなら「+追加」へのURLの貼り付けです。

無料で試せる範囲は、保存と要約が累計10件、音声生成・動画処理・AIチャット機能・定着メモ生成が各累計3件です(クレジットカードの登録は不要)。件数を気にせず保存だけしたい人には、無料枠が無制限のRaindrop.ioのほうが向いています。

AI要約は読む代わりではなく、時間を使う価値があるかどうかを見定めるための下読みとして使うのが合っていると思っています。

1クリックで保存できるようにする手順

拡張機能は入れただけでは1クリックになりません。ツールバーに出ていないと、毎回パズルのアイコンを開く手間が増えます。

SuperFlow の場合は次の順です。他の拡張機能でも、ピン留めまでの流れは同じです。

  1. PCのブラウザで Chrome ウェブストアの配布ページを開く
  2. 「Chrome に追加」を押し、確認ダイアログで「拡張機能を追加」を選ぶ
  3. ツールバー右のパズルのアイコンから、拡張機能をピン留めする
  4. ツールバーのアイコンを押し、「ログイン」で自分のアカウントに接続する
  5. 保存したいページを開いてアイコンを押す

3番目のピン留めを飛ばさないことが、結局いちばん効きます。押す場所が毎回同じになって初めて、保存が習慣になります。

スマホで読んでいるときは、拡張機能ではなく共有メニューから保存します。PCとスマホで保存先が分かれると見返さなくなるので、どちらからも同じ場所に入るサービスを選ぶのが先です。

保存したあとに読まない問題

ここまで保存の話を書いてきましたが、拡張機能を入れても解決しないことがあります。

保存したページを開かないまま溜めてしまう状態です。拡張機能を替えても、溜まる速さが変わるだけで止まりません。

私は、これを本人の怠慢ではなく一覧の作りの問題だと思っています。タイトルとURLしか並んでいないリストでは、開く価値があるかどうかを判断できません。

だから、中身が先に見える形で並ぶかどうかは、拡張機能を選ぶときの判断軸になります。この話は「あとで読むが溜まる問題」に詳しく書いています。

まとめ

  • Pocket は2025年7月8日に終了し、拡張機能も入れられない。2025年11月12日に全データが削除済み
  • 保存して一覧から開き直すだけなら、Chrome標準の「リーディング リスト」で足りる(追加は「ブックマークとリスト」→「リーディング リスト」から)
  • 標準機能にはハイライト・Markdown書き出し・AI要約がない。それが必要なら拡張機能に寄る
  • 無料で件数を気にせず保存するなら Raindrop.io(ブックマークとハイライトが無制限、アップロードは月100MBまで)
  • サービス終了に備えて手元に残すなら Obsidian Web Clipper(全機能が無料・オープンソース)
  • すでにNotionを使っているなら Notion Web Clipper(無料プランのまま、アップロードは1ファイル5MBまで)
  • 保存した時点で要約を付けたいなら SuperFlow(AI要約)。無料で試せるのは保存と要約が累計10件まで
  • 入れたあとはピン留めまでやる。押す場所が毎回同じになると保存が習慣になる

よくある質問

Chrome標準のリーディングリストと拡張機能は何が違いますか

標準のリーディング リストは、URLを溜めてサイドパネルから開き直す機能です。並べ替え・編集・削除ができます。

ハイライト、Markdownでの書き出し、AI要約は標準機能にはありません。そこが要るかどうかで分かれます。

Pocketの拡張機能はもう使えませんか

使えません。2025年5月22日に配布と新規登録が止まり、2025年7月8日にサービスが終了しています。

2025年11月12日にエクスポートページも閉じ、全アカウントとデータが削除されました。数値は2026年10月時点の確認内容です。

無料で件数を気にせず保存できる拡張はどれですか

Raindrop.io です。無料のままブックマーク・コレクション・ハイライト・端末数が無制限で、インポートとエクスポートもできます。

ファイルのアップロードだけは月100MBまでです。数値は2026年10月時点の確認内容です。

保存したページをオフラインで読めますか

Chrome標準のリーディング リストについては、公式ヘルプにオフライン閲覧の記載がありません。同じヘルプでオフラインの方法として案内されているのは「ページを別名で保存」です。

拡張機能側はサービスごとに違います。Slax Reader は保存したページのスナップショットを残します。

スマホで読んでいるときはどうやって保存しますか

拡張機能ではなく、共有メニューから保存します。iPhoneなら共有シートで保存先のアプリを選びます。

PCとスマホで保存先が分かれると見返さなくなるので、どちらからも同じ場所に入るサービスを選ぶのが先です。

出典・確認日

Chromeの標準機能の手順はGoogleの公式ヘルプ、Pocketの終了日程はMozillaの公式ヘルプを一次情報としています。各サービスの無料枠と機能は、下記の公式ページで確認した内容です。

価格と仕様は変わります。申し込む前に各社の公式ページで最新の状態を確認してください。この記事で「要確認」としている項目は、公式の情報で確認できず、推測で埋めるべきでないと判断したものです。

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著者
梶谷 健人
株式会社POSTS 代表取締役 / SuperFlow 開発者

株式会社VASILYでのグロースハック担当、AR/VR領域の事業を手掛ける株式会社MESONの代表を経て、POSTSを創業。生成AIなどの先端テクノロジーを事業成長に結びつける戦略パートナーとして活動しています。著書に『生成AI時代を勝ち抜く事業・組織のつくり方』(日経BP)、『いちばんやさしいグロースハックの教本』(インプレス)。

AI時代の情報過多を解消するためにSuperFlowを開発しました。

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