Pocket終了後の代替サービス8選無料枠・日本語・AI要約で比較
2025年7月8日に終了したPocketの移行先8サービスを、無料枠・日本語・ハイライト・AI要約の4軸で比較。Instapaper・Readwise Reader・SuperFlowなど、2026年9月10日確認の料金つき。

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Pocket が2025年7月に終わってから1年以上たちますが、「あとで読む」の置き場をまだ決めかねている人は多いように思います。
私自身、新規事業の支援の仕事がら毎日かなりの数の記事を読んでいて、保存先には長く悩んできました。いまは自分で開発している SuperFlow に保存していますが、それが誰にでも合うとは思っていません。
ただ、移行先を検討している人に先に伝えておきたいことが一つあります。
Pocketのデータは、いまからでは取り出せません。エクスポートページは2025年11月12日に閉じ、全アカウントとデータも削除済みです。
引き継げるのは、それより前にCSVファイルを書き出して手元に残している人だけです。
では、何を基準に次を選べばいいのか。
無料のまま件数を気にせず保存したいなら、Instapaper か Raindrop.io。読んだ内容を残して仕事に使いたいなら、Readwise Reader か SuperFlow(AI要約)です。
8サービスを見比べても、行き着くのはほぼこの2組だと思っています。
この記事では、無料枠、Pocketデータの引き継ぎ、日本語、ハイライト、AI要約の5つの軸で8サービスを比べます。数値は2026年9月10日に各社の公式ページで確認したものです。
Omnivoreから移る方は「Omnivore終了後の代替サービス」を、保存したきり読まない状態をどうにかしたい方は「あとで読むが溜まる問題」も読んでみてください。
Pocketは何がどこまで終わったのか
Pocketは3段階に分けて終わりました。一次情報は、Mozillaの公式ヘルプ「Pocket is saying goodbye」に載っている Key dates です。
| 日付 | 起きたこと |
|---|---|
| 2025年5月22日 | アプリストアからPocketが削除。月額課金の自動更新を停止。新規登録を停止 |
| 2025年7月8日 | Pocket本体が終了。Web・iOS・Android・macOSアプリとブラウザ拡張が使用不能に。年額購読者へ日割り返金。以後はエクスポート専用モード |
| 2025年11月12日 | エクスポートページを閉鎖。全アカウントとデータを完全削除 |
注意したいのは、最終期限が途中で変わっていることです。データ削除日は当初2025年10月8日と発表され、のちに2025年11月12日へ延びました。
ところが、検索で出てくる記事の多くは、古い「10月8日」のままです。どちらの日付でも期限はもう過ぎているので、結果は変わりません。
もう一つ、デスクトップ版Firefoxに組み込まれていたPocket連携も、Firefox 140 と ESR 115/128 で削除されました。ブラウザに残っているPocket拡張は自動では消えないため、手動で削除してください。
Pocket Premium の年額購読者には、2025年7月8日時点の残りの期間に応じて、日割りの返金が元の支払い方法へ自動で行われました。月額購読の自動更新は2025年5月22日に止まっていて、手続きは不要でした。
移行先を選ぶ5つの基準
Pocketの何を引き継ぎたいかで、選ぶサービスは変わります。見るところは次の5つです。
1つ目は、無料で使い続けられるかです。Pocketは基本無料だったので、同じ感覚で使うなら、まず無料枠に保存件数の上限があるかを確かめます。
2つ目は、Pocketのデータを引き継げるかです。手元にCSVが残っている人だけが考えればよい点で、残っていなければ飛ばしてください。
3つ目は、日本語で使えるかです。日本語の記事を保存するだけなら、どのサービスでもほぼ困りません。
違いが出るのは、アプリやWeb画面が日本語で表示されるかどうか。英語の画面で困らない人は気にしなくて大丈夫です。
4つ目は、ハイライトとメモが残せるかです。読み終えたあと手元に何が残るかは、ここで決まります。
無料枠では、ハイライトの数を制限しているサービスもあります。
5つ目は、AI要約があるかです。Pocketには無かった機能で、保存した時点で中身の見当がつくので、読むかどうかをすぐ決められます。
ただ、要約を読んだだけで満足してしまうこともあり、合う合わないは分かれます。
比較の条件
比べる前に、何を含めて何を除いたかを書いておきます。
- 確認日: 2026年9月10日。価格・機能はすべてこの日に各社の公式ページ、公式ヘルプ、App Storeの掲載情報で確認しました
- 価格の表記: 各社が表示している通貨と単位のまま載せています。為替換算はしていません
- 含めたもの: Mozillaが公式ヘルプで「Pocketデータのインポートに対応している第三者サービス」として挙げた6社のうち、日本から支障なく使えるもの。日本で広く使われているブックマークサービス。無料で使えるクリッパー。そしてSuperFlow(AI要約)
- 除外したもの: すでに終了したサービス。Omnivoreはクラウド版が2024年11月に終了し、GitHubのREADMEにも「The Cloud application was deprecated in November of 2024」と明記されています。現在はセルフホスト専用のため、乗り換え先としては挙げていません
- やっていないこと: 各サービスへPocketのCSVを実際に取り込む検証はしていません。書いてあるのは公開情報だけです。SuperFlowについては、開発している立場から仕様を直接確かめて書いています
- 「要確認」の意味: 公式ページに明示がなく、推測では埋めないことにした項目です。該当箇所は各社の公式サイトで必ず確認してください
SuperFlowは自社のサービスですが、他の7つと同じ軸で、できないことも含めて書きます。
Pocket代替サービス8つの比較表
| サービス | 提供状況 | 無料で使える範囲 | 有料プラン | 日本語UI | ハイライト | メモ | AI要約 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Instapaper | 提供中 | 保存件数は無制限。Web・iOS・Androidの同期、フォルダ整理、サードパーティ向けAPIまで無料。ノート(メモ)は月5件まで | Premium $5.99/月・$59.99/年(年払いは15%以上お得と公式表記。全文検索(アーカイブ含む)・パーマネントアーカイブ・PDFリーダー・ノート無制限・Kindle連携・AI音声と読み上げプレイリスト(モバイル)・最大3倍の速読・広告非表示。iOSのアプリ内課金は¥900/月・¥9,000/年) | △ | ◯ | ◯ | × |
| Raindrop.io | 提供中 | ブックマーク・コレクション・ハイライト・端末数がいずれも無制限。インポート/エクスポートも無料。ファイルのアップロードは月100MBまで | Pro 要確認(公式の料金ページが地域別の動的表示のため金額を取得できず。年払いは月払いより約20%安いと記載) | ◯ | ◯ | 有料 | 有料 |
| Matter | 提供中 | 保存は無制限。基本の保存・閲覧は無料で使い続けられる | Premium $7.99/月・$59.99/年(App Storeのアプリ内課金の表示。旧世代の商品が併存しており現行価格は要確認。公式サイトに価格の記載なし) | × | ◯ | 有料 | 要確認 |
| Readwise Reader | 提供中 | 無料プランなし。30日間の無料トライアル(カード登録不要)のみ | Readwise Lite $5.59/月(年払い)(メール中心のプランでReaderは対象外) Readwise Full $9.99/月(年払い)・$12.99/月(月払い)(Readerを含む。年払いは12か月分119.88ドルを一括請求。学生など学術関係者には50%割引(購読前にサポートへ連絡が必要)) | × | ◯ | ◯ | ◯ |
| Obsidian Web Clipper | 提供中 | すべて無料・オープンソース。ページをMarkdownに変換して自分のObsidian vault(ローカルのフォルダ)に保存する | — | 要確認 | ◯ | ◯ | × |
| Notion Web Clipper | 提供中 | Notionの無料プラン(Free)のまま使える。無料プランはアップロードが1ファイル5MBまで、ページ履歴は7日間 | Plus 10ドル/メンバー/月(公式の料金ページの表示。年払いで最大20%安くなるとあり、月払いの別価格は記載なし) Business 20ドル/メンバー/月(Notion Agent・AIミーティングノート・エンタープライズ検索(ベータ)を含む) Enterprise 要問い合わせ(Businessの内容に加え、LLM提供元でのデータ保持なし) | ◯ | × | ◯ | 有料 |
| はてなブックマーク | 提供中 | すべて無料(有料版「はてなブックマークプラス」は2017年4月5日に提供終了) | — | ◯ | × | ◯ | × |
| SuperFlow | 提供中 | 保存・要約が累計10件。音声生成・動画処理・AIチャット機能・定着メモ生成が各累計3件(クレジットカード登録不要) | Standard 1,980円/月(税込)(保存・要約 月100件) Pro 4,980円/月(税込)(月500件。AIエージェント連携(CLI)はここから) Max 9,800円/月(税込)(月1,500件) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
確認日: 2026-09-10(各社の公式ページで確認。最新の料金は公式サイトを参照)
Pocketのエクスポートファイルを取り込めるかどうかは事情が込み入っているので、表を分けました。
| サービス | Pocketデータの取り込み |
|---|---|
| Instapaper | 要確認 |
| Raindrop.io | 要確認 |
| Matter | 要確認 |
| Readwise Reader | 要確認 |
| Obsidian Web Clipper | × |
| Notion Web Clipper | △ |
| はてなブックマーク | × |
| SuperFlow | × |
確認日: 2026-09-10(各社の公式ページで確認。最新の料金は公式サイトを参照)
表に「要確認」が多いのは、これらのインポート機能の多くが、Pocketのアカウントにつないでデータを読み出す方式だったからです。PocketのAPIは2025年11月12日に止まったので、この方法はもう使えません。
手元のCSVファイルを読み込めるかどうかは、各社の公式ヘルプで確認してください。
Instapaperは案内ページ(instapaper.com/pocket)をいまも載せています。Matterはアプリ内に「Import Pocket」があり、Readwise Readerも公式にPocketインポートを案内していました。
Raindrop.ioにはインポート機能自体がありますが、Pocketの形式に対応しているかは確認できていません。Notion Web Clipperなら、NotionのデータベースへCSVを取り込めるものの、記事の本文までは入らない仕組みです。
Obsidian Web Clipper・はてなブックマーク・SuperFlowには一括取り込みの機能がありません。SuperFlowなら、1件ずつ保存するか、CLIの superflow save を繰り返します。
各サービスの短評
では、8つのサービスはそれぞれどんな人に向くのか。1つずつ見ていきます。
Instapaper
2008年から続く老舗です。無料でも保存件数は無制限で、Web・iOS・Androidの同期とフォルダ整理まで使えます。
Pocketに一番近い感覚で移れるのはここです。
画面の言語は、iOSアプリが日本語に対応しています(App Storeの対応言語に日本語が入っています)。Web版は英語のままです。
ただ、無料プランで引っかかるのはメモで、残せるのは月5件までです。全文検索、記事の永久保存(元記事が消えても読める)、PDFリーダー、Kindle連携、AI音声での読み上げ、広告非表示は、どれもPremium(月5.99ドル / 年59.99ドル)の機能です。
メモを大量に残したい人(無料枠は月5件でぶつかります)や、AI要約を求めている人には向きません。
Raindrop.io
「あとで読む」よりも、ブックマーク管理に軸足を置いたサービスです。無料プランでもブックマーク数・コレクション数・ハイライト数・端末数はすべて無制限で、制限があるのはファイルのアップロード(月100MB)だけです。
Proにすると、AI Assistant、AI Suggestions、全文検索、Webアーカイブ(保存時点のページの永久コピー)、リマインダーが加わります。重複・リンク切れの検出、日次バックアップ、月10GBのアップロードもProの機能です。
価格は決済画面で地域ごとに表示される仕組みで、公式サイトのHTMLには金額が載っていません。契約前に公式の料金ページで実際の金額を確かめてください。
読む体験そのものを良くしたい人や、分類より読了を優先したい人には向きません。
Matter
iPhone・iPad・Webに絞った読書アプリで、基本の保存と閲覧は無料で使い続けられます。ニュースレターの受信、ハイライトの注釈ツール、音声読み上げ、Co-ReaderはPremiumの機能です。
日本のApp Storeからもインストールでき、アプリ自体も無料です。ただ、対応言語は英語だけで日本語の画面はなく、Androidアプリもありません。
App Storeのアプリ内課金一覧には複数の価格が並んでいるので、実際の請求額はアプリ内で確認してください。Androidユーザーや、日本語画面で使いたい人には向きません。
Readwise Reader
記事・RSS・ニュースレター・EPUB・PDF・Xのポスト・YouTubeを1か所に集める読書アプリです。ハイライトと注釈の機能が群を抜いて厚く、Notion・Obsidianなどへの書き出しにも対応しています。
GhostreaderというAI機能で、質問への回答や用語の定義、難しい表現の平易化もできます。
問題は価格で、無料プランがありません。30日間の無料トライアル(カード登録不要)が終わると、Readwise Full が年払いで月9.99ドル、月払いで月12.99ドルかかります。
学生・教職員・非営利団体・軍関係者・エッセンシャルワーカーには50%割引があります。画面は英語のみです。
価格が理由で見送る場合の選択肢は「Readwise Readerが高いときの代替」にまとめました。無料で済ませたい人や、日本語UIが必要な人には向きません。
Obsidian Web Clipper
Obsidianが公式に出している無料・オープンソースのブラウザ拡張です。Chrome・Safari・Firefox・Edge・Brave・Arc・Orion・Vivaldiに対応しています。
ページをMarkdownに変換して、自分のObsidian vault(ローカルのフォルダ)に直接保存する仕組みです。保存形式はテンプレートで記事・レシピ・論文などに変えられます。
厳密には、サービスというより道具です。サーバーにデータを置かないので、運営が終わってデータが消える心配はありません。
その代わり、同期も検索もAI要約も自分で組み立てることになります。設定を組みたくない人や、スマホだけで完結させたい人には向きません。
Notion Web Clipper
Notionのアカウントがあれば無料で使えます。デスクトップはChromeとSafariの拡張、モバイルはiOS 13.0以上・Android 7.0以上の共有メニューから保存する形です。
保存先はNotionのデータベースなので、タグやプロパティで分類し、コメントを付けられます。日本語のヘルプもあります。
読む場所としてより、記事の置き場所と割り切ったほうが使いやすいサービスです。Notion AIは別料金です。
クリッパー側の制限が気になる場合の乗り換え先はNotion Web Clipperの代替6選で比べています。読む体験を求める人や、Notionを開くのが面倒に感じる人には向きません。
はてなブックマーク
日本語圏では最も古株の部類です。完全無料で、有料オプションだった「はてなブックマークプラス」は2017年4月5日に提供終了しています(公式ブログ)。
「あとで読む」タグを付けて管理する使い方が定着しています。
ほかのサービスとの大きな違いは、コメントが既定で公開されることです。ほかの人がその記事をどう読んだかが見えるのは便利ですが、自分だけのメモを残す場所には向きません。
非公開にも設定できるものの、サービスとしては公開が前提です。誰にも見せないメモを残したい人や、英語記事や動画を扱いたい人には向きません。
SuperFlow
私が開発しているAIインプットサービスです。保存した瞬間にAI要約が作られ、ライブラリに並びます。
要約は「概要 → 重要ポイント → テーマ別の詳しい解説」の3層構造なので、30秒で全体をつかんでから読むかどうかを決められます。
対応しているのはWeb記事・X(Twitter)のポスト・YouTube動画・PDFです。ニュースレターも、専用アドレスへ転送すれば取り込めます。
英語の記事や動画も日本語で要約し、Web・Chrome拡張・iOSアプリから使えます。UIは日本語です。
要約は自然な音声で読み上げられ、iOSアプリならオフラインでも再生できます。ハイライトとメモの置き場所は「ハイライト&メモ」タブです。
Pro以上ではClaude CodeなどのAIエージェント連携が使え、保存した内容をエージェントから直接検索・引用できます。
料金はFree(0円)・Standard(月1,980円)・Pro(月4,980円)・Max(月9,800円)。保存・要約の上限はFreeが累計10件、Standardが月100件、Proが月500件、Maxが月1,500件です。
音声生成はFreeが累計3件、Standardが月30件、Proが月100件、Maxが月150件です。
ただ、弱点は3つあります。
まず、Pocket形式のCSVを一括で取り込む機能はありません。1件ずつ保存するか、CLIで superflow save <URL> を繰り返すことになります(保存はプランの上限を消費し、1分あたり20回の制限があります)。
次に、Androidアプリもありません(Web版はブラウザから使えます)。そして、Freeの保存枠は累計10件で、月ごとにリセットされないので、無料のまま使い続ける前提にはなっていません。
無料で無制限に保存したい人、Androidアプリが必要な人、手元のPocketのCSVを一気に流し込みたい人には向きません。
Pocketのエクスポートファイルに何が入っていたか
Pocketのエクスポートに、記事の本文は含まれていませんでした。移行を扱う記事の多くは、この点に触れていません。
Mozillaの公式ヘルプ「How to export your Pocket saves」には、こう書かれています。
Your export file will include links (URLs) of your saved items. The export does not extract the text of saved links.
エクスポートで手に入るのは、URLのリストです。公式の説明ではリスト・アーカイブ・お気に入り・メモ・ハイライトが対象ですが、記事の本文は取り出されません。
形式はCSVで、メールで届くダウンロードリンクの有効期限は48時間でした。生成には最大24時間、アカウントによっては最大7日かかるとされていました。
一部だけを選んで書き出すことはできず、全件が1つのファイルにまとまります。
だから、移行先に取り込んだ直後は、ライブラリにタイトルとURLだけが並びます。本文を取り直しに行くかどうかはサービス次第で、元記事が消えていたり有料の壁の内側にあったりすれば、そこで途切れます。
Pocketで何年もかけて数千件を貯めた人ほど、移行したあとにリンク切れの一覧を眺めることになりがちでした。
「保存しても読まない」問題は移行先を変えても解決しない
Pocketを長く使った人ほど、保存したまま読んでいない記事が数百、数千件あるはずです。移行するときも、たいていはそれを丸ごと新しいサービスへ運ぼうとします。
ところが、移行先を変えても、この状態は変わりません。
保存が簡単なぶん読むのが後回しになるのは、Pocketに限らず「あとで読む」という仕組みに共通する性質で、別のアプリに載せ替えても同じことが起きます。
私は、保存した記事を読まないのは本人の怠慢ではなく、リストにタイトルとURLしか情報が無いことが原因だと思っています。
では、この状態をどう変えればいいのか。方法は、実用上3つしかありません。
1つ目は、保存した時点で中身がわかるようにすることです。タイトルとURLだけでは開くまで中身がわからず、開くのが面倒なまま溜まっていきます。
保存した時点で要約が付いていれば、「これは読む」「これは要約で十分」とその場で決められます。
AI要約が役に立つのは、読む時間が短くなることより、読むかどうかを決める手間が減ることのほうです。
2つ目は、保存できる件数に上限を設けることです。いくらでも保存できるのは、利点ばかりではありません。
上限があれば、保存する前に一度考えるようになります。SuperFlowの保存枠を月100件から1,500件にしているのも、この考え方からです(無制限にしていないのは、AI要約の処理にコストがかかるためでもあります)。
3つ目は、読んだ痕跡を残すことです。ハイライトとメモを残しておけば、読んだ内容をあとから検索できます。
ハイライトを残さなかった記事は、読んだかどうかに関係なく、あとには何も残りません。
この3つのどれも要らないなら、無料のInstapaperやはてなブックマークで足ります。読み切れないほど保存すること自体を楽しむ使い方でも、問題はありません。
だから、自分がどちらなのかを先に決めておくと、移行のやり直しが減ります。
タイプ別のおすすめ
| こういう人 | 選ぶもの |
|---|---|
| 無料で、Pocketと同じ感覚で使いたい | Instapaper(保存無制限。メモが月5件で足りなくなったらPremium) |
| 記事も動画もツールも分類して持っておきたい | Raindrop.io(無料でブックマークとハイライトが無制限) |
| ハイライトを貯めて後から引用したい | Readwise Reader(無料プランなし・英語UI) |
| サービス終了にもう振り回されたくない | Obsidian Web Clipper(データは自分のフォルダ。同期は自作) |
| 日本語の記事が中心で、他の人の反応も見たい | はてなブックマーク(完全無料。私的メモには不向き) |
| 読んだ内容を仕事に使いたい・英語や動画を日本語で処理したい | SuperFlow(AI要約)。続けるならStandard 月1,980円が前提 |
| iPhoneとiPadだけで、デザインの良いアプリを使いたい | Matter(基本無料・英語UI・Androidなし) |
まとめ
- Pocketは2025年7月8日に終了、2025年11月12日に全データが削除された。データ削除日は当初の2025年10月8日から延長されており、古い記事の日付は誤り
- 今からPocketのデータを取り出す方法はない。引き継げるのは2025年11月12日以前にエクスポートしたCSVがある人だけ
- Pocketのエクスポートに記事の本文は含まれない。公式ヘルプに「The export does not extract the text of saved links」と明記されている
- 無料で続けるなら Instapaper(保存無制限・メモは月5件まで)か Raindrop.io(ブックマークとハイライトが無制限)
- ハイライトを厚く使うなら Readwise Reader(無料プランなし、年払いで月9.99ドル)
- AI要約と日本語UIを両方求めるなら SuperFlow(AI要約)。Freeは累計10件、Standardは月1,980円で月100件
- Omnivoreはクラウド版が2024年11月に終了しセルフホスト専用。移行先の候補にはならない
- どのサービスに移っても「保存しても読まない」状態は自動では解決しない。保存時点で中身がわかるか、上限があるか、痕跡が残るかで構造が変わる
価格と機能は、すべて2026年9月10日に各社の公式サイトで確かめた内容です。SuperFlow が確認できた範囲の情報なので、契約前には各社の公式サイトで最新の状態を見てください。
SuperFlow 自体の仕様はよくある質問と使い方ガイドに載せています。
よくある質問
Pocketのデータは今からでも取り出せますか
取り出せません。Pocketのエクスポートページは2025年11月12日に閉じ、全アカウントとデータも完全に削除されました。
引き継げるのは、その日までにエクスポートしたCSVファイルが手元にある場合だけです。数値は2026年9月時点の確認内容です。
Pocketの代わりで完全に無料のものはありますか
あります。Instapaperは無料で保存件数が無制限(メモのみ月5件まで)、Raindrop.ioは無料でブックマークとハイライトが無制限です。
はてなブックマークとObsidian Web Clipperは、全機能を無料で使えます。数値は2026年9月時点の確認内容です。
Pocketのエクスポートファイルを取り込むと記事の本文も戻りますか
戻りません。Mozillaの公式ヘルプには「The export does not extract the text of saved links」とあります。
エクスポートに含まれるのはURLで、記事の本文は入っていません。移行先が本文を取り直せるかはサービス次第で、元記事が消えていれば読めなくなります。
日本語の記事でもきちんと動きますか
どのサービスも日本語記事の保存自体は問題ありません。差が出るのはアプリ画面の言語です。
日本語UIがあるのはRaindrop.io、Notion、はてなブックマーク、SuperFlow、そしてInstapaperのiOSアプリ。MatterとReadwise Readerは英語のみです。
AI要約があるサービスとないサービス、どちらを選べばいいですか
保存した数が多く、開くかどうか決めるのに時間がかかっているなら、AI要約があるものが向いています。保存件数が少なく、原文を必ず読み切る習慣があるなら要りません。
AI要約はSuperFlowとReadwise Reader(Ghostreader)、Raindrop.ioのProにあります。
ChromeやEdgeの標準機能だけで代わりになりませんか
URLを溜めて一覧から開き直すだけなら足ります。Chromeには「リーディング リスト」が標準で入っていて、「ブックマークとリスト」から追加し、サイドパネルで並べ替えと削除ができます。
ハイライト、Markdownでの書き出し、AI要約は標準機能にはありません。そこが要るかどうかが分かれ目です。
保存をワンクリックにする方法はありますか
ブラウザの拡張機能を入れて、ツールバーにピン留めします。ピン留めを飛ばすと毎回メニューを開くことになり、1クリックになりません。
いま使える拡張機能と手順は「あとで読むChrome拡張5選」にまとめています。
出典・確認日
Pocketの終了に関する日付と仕様は、Mozillaの公式ヘルプを一次情報としています。各サービスの料金と機能は、下記の公式ページで確認した内容です。
- Mozilla:Pocket is saying goodbye(終了の日程・返金・Firefox連携の削除。2026年9月10日確認)
- Mozilla:Exporting your Pocket list(エクスポートファイルの中身。2026年9月10日確認)
- Instapaper:Premium の機能と料金(2026年9月10日確認)
- Raindrop.io:Pro の機能、購入ページ(2026年9月10日確認)
- Matter:公式サイト(2026年9月10日確認)
- Readwise:料金(2026年9月10日確認)
- Obsidian:Web Clipper、料金(2026年9月10日確認)
- Notion:Web Clipper のヘルプ(2026年9月10日確認)
- はてな:はてなブックマーク、「あとで読む」機能の開発者ブログ(2026年9月10日確認)
- Omnivore:GitHub リポジトリ(2026年9月10日確認)
- SuperFlow:よくある質問、使い方ガイド(2026年10月8日確認)
価格と仕様は変わります。契約前には各社の公式ページで最新の状態を確認してください。この記事で「要確認」としている項目は、公式の情報で確認できず、推測で埋めるべきでないと判断したものです。
保存するだけで、AIが日本語で要約
記事・X・YouTube・PDFを保存すると、AIが要約を自動で作るサービスです。まずは無料で試せます。
株式会社VASILYでのグロースハック担当、AR/VR領域の事業を手掛ける株式会社MESONの代表を経て、POSTSを創業。生成AIなどの先端テクノロジーを事業成長に結びつける戦略パートナーとして活動しています。著書に『生成AI時代を勝ち抜く事業・組織のつくり方』(日経BP)、『いちばんやさしいグロースハックの教本』(インプレス)。
AI時代の情報過多を解消するためにSuperFlowを開発しました。


