Claude Codeに読んだ記事を要約・引用させる方法CLI連携の手順
Claude Codeなどのエージェントに、自分が読んだ記事の要約・ハイライト・メモを検索させる手順。SuperFlow CLI 0.7.1のsearch・read・highlightsの実行例と、Readwise・NotebookLMとの比較つき。

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Claude Code に「この前読んだ記事を踏まえて書いて」と頼んでも、たいてい何も出てきません。エージェントが見られるのは、その場で渡した URL とローカルのファイルだけです。
私は Claude Code と Codex を、作業ツールではなく事業全体の経営パートナーとして使っていて、読んだ記事は毎日 SuperFlow に保存しています。
ただ、この2つはそのままではつながりません。読んだ記事がどれだけ溜まっていても、エージェントの側からは見えないままです。
では、どうすればいいのか。読書ログの側にコマンドラインの入口を用意し、そこをエージェントに叩かせれば、読んだ記事を参照させられます。
SuperFlow(AIインプットサービス)では、superflow コマンドがその入口です。エージェントはまず superflow search "MCP" で自分のライブラリを検索します。
見つかった記事は superflow read <id> --format=md で要約・ハイライト・メモごと取り出し、そのまま原稿の素材にします。2026年9月10日時点の公開バージョンは 0.7.1 で、Pro(月額4,980円・税込)以上のプランが対象です。
この記事では、仕組みとセットアップ、実際のコマンドと出力、執筆への組み込み方、ほかのサービスとの比較を順に説明します。
扱うのは、保存済みの読書ログを AIエージェントから引くところまでです。記事を保存する場所をまだ探している段階なら、Pocket の移行先をまとめた Pocket代替サービス と Omnivoreの代替 を先に読んでください。
保存したまま読めていないことが悩みなら、未読が溜まる問題 のほうが近い話です。
読んだものの置き場を仕組みとして組み立てたい段階なら、第二の脳アプリの選び方 で工程ごとの道具の違いを整理しています。
AIエージェントに足りないのは「あなたが何を読んだか」
生成AIの出力が誰の文章にも似てくるのは、モデルの性能より入力の問題です。学習データは全員共通で、そこに足す自分だけの情報を渡していません。
では、自分だけの情報でいちばん手に入りやすいものは何か。読書ログです。
何を読み、どこに線を引き、どんなメモを添えたかの3つは本人しか持っておらず、しかも一度は自分の頭で判断を通しています。
それでも、この蓄積をエージェントに渡している人はあまりいません。Claude Code はターミナルの中で動くので、ブラウザのブックマークや読書アプリの中身を見られず、渡す経路がそもそも無いからです。
そこで、以下ではその経路を1本つくります。
よくあるやり方の限界
読んだものをエージェントに反映させる方法として、よく試されるのは次のやり方です。どれもある程度は役に立ちますが、限界はそれぞれ違います。
毎回 URL を貼る
いちばん手軽ですが、その URL を覚えていることが前提です。思い出せないから探したいのに、探す部分はこの方法では片づきません。
もう一つ、URL を渡しても、エージェントが読むのは記事の本文だけです。どこに線を引いたか、何を思ったかまでは伝わりません。
毎朝ニュースを取ってこさせる
「毎朝トレンドを収集して要約する」タイプの自動化は、日本語の情報も豊富です。
ただ、自動にしているのは収集で、届くのは今日はじめて見る記事です。過去に読んで良いと思った記事を使うには、外から流し込むのとは逆に、手元に溜まったものを引き出す経路が要ります。
NotebookLM に全部入れる
読んだ資料をまとめて置いて質問する使い方は有効です。ただしソース数には上限があり、無料版は1ノートブックあたり50ソース、Google AI Pro で300ソースです(公式ヘルプ・2026年9月10日確認)。
問題は、置いた中身を Claude Code のような外部のエージェントから検索する公式の手段が、個人向けプランでは確認できないことです。ターミナルで書いていると、素材だけが別のブラウザタブに残ります。
なお NotebookLM は2026年7月16日に「Gemini Notebook」へ改名されています(Google公式ブログ)。
ローカルのメモに書き写す
Obsidian などのローカルファイルにまとめておけば、Claude Code はそのままファイルとして読めるので、これはうまくいきます。
ただ、記事を読むたびに手で書き写さなければならず、手間を惜しんだ分だけライブラリとメモの中身がずれていきます。
Claude Code だけで記事を要約する手順と、そこで止まること
ここまでの話の前に、Claude Code 単体でどこまでできるのかを押さえておきます。URL が1本手元にあるだけなら、ほかに何も要りません。
Claude Code の内蔵ツールには Web の分類があり、検索とページの取得ができます(公式ドキュメント・2026年10月14日確認)。
対話に入らず1回で済ませたいなら、--print(-p)を使います。
claude -p "https://example.com/article を日本語で3行にまとめて"
--print は対話モードに入らず応答だけを返すオプションです。
取得の仕組みを知らないと要約を信じすぎる
ページを取る WebFetch には、知っておいたほうがいい挙動があります。以下は公式の「Tools available to Claude」で2026年10月14日に確認した内容です。
WebFetch は URL と「何を取り出すか」のプロンプトを受け取り、HTML なら Markdown に変換したうえで、別のモデル呼び出しでそのプロンプトを実行します。Claude が受け取るのはその抽出結果で、ページそのものではありません。
公式ドキュメントはこれを設計上の情報の欠落だと説明しています。「ページにその記述は無い」という答えが、実際には聞き方が具体的でなかっただけ、という場合があるからです。
だから、取りこぼしが疑わしいときは、より具体的なプロンプトで取り直すか、Bash の curl で加工前のページを取るよう案内されています。
制限は4つある
長さと時間の制限も決まっています。1回の呼び出しで読むのは最大10万文字で、それより長いページは続きを別の呼び出しで取ります。
同じ URL の応答は既定で15分キャッシュされます。更新の速いページを何度も取り直したいときは、この時間を意識しておく必要があります。
別のホストへのリダイレクトは自動で追わず、リダイレクト先の URL を返します。Claude は2回目の呼び出しでそちらを取り直します。
権限モードが Manual と acceptEdits のときは、許可済みのドメインと事前承認されたドキュメントのドメイン以外は、取得のたびに確認が出ます。
1本ずつなら足りるが、溜まったものには効かない
では、この方法でどこまで足りるのか。いま URL が手元にある1本を要約するだけなら、これで十分です。
ただ、要約はその場で終わります。1か月後に「あの記事を踏まえて」と頼むには、URL をもう一度探すところからやり直すことになります。
つまり、前節の「毎回 URL を貼る」と同じ壁に戻ります。そこで必要になるのが、読んだものが溜まっている側に入口を作ることです。
読んだ記事・ハイライト・メモをエージェントから引けるようにする仕組み
SuperFlow は、保存したアイテムを検索・閲覧するための公式 CLI(コマンドラインツール)を配布しています。npm パッケージ名は superflow-cli、コマンド名は superflow です。
流れは次のとおりです。
- ユーザーがアカウント画面で連携を有効にすると、CLI 用のトークンが発行される
- トークンは
~/.superflow/config.jsonに保存される(権限は 0600) - エージェントが
superflow searchなどのコマンドを実行すると、そのトークンでライブラリを検索する - 出力は Markdown か JSON。エージェントはそれをそのまま読んで原稿の素材にする
MCP(Model Context Protocol/AIエージェントに外部ツールを繋ぐ規格)サーバーは提供していません。常駐するサーバーを増やさず、CLI とパイプで同じことをするために、設計の段階で外しました。
Claude Code は Bash ツールでコマンドを実行できるので、MCP サーバーが無くてもエージェントに個人のナレッジを検索させられます。接続方式そのものを条件にするなら、同じ用途の海外サービスで公式 MCP サーバーを出している Readwise か Raindrop.io が候補です(2026年9月10日に公式ドキュメントで確認)。
では、エージェントに渡して困ることは無いのか。
CLI のトークンでできるのは検索・閲覧と保存(追加)だけで、削除・変更はサーバー側で拒否されます。エージェントに CLI を渡しても、既存のアイテムが消えたり書き換わったりはしません(増えることはあります)。
read と open で中身を読めるのも、読了済みのアイテムに限られます。未読は list と recent の一覧に [未読] 付きで並びますが、読み出そうとすると終了コード 4 で止まります。
セットアップ手順
必要なのは Node.js 18 以上と、Pro プラン以上のアカウントです。Free と Standard では AIエージェント連携を使えません。
アカウント画面にあるセットアップ用の一文を、エージェントにそのまま貼れば済みます。
https://super-flow.ai/cli-install.md の手順で SuperFlow CLI をセットアップして
この一文は SuperFlow の Web 版で、アカウント →「AIエージェント連携」の欄からコピーできます。Claude Code や Codex に貼ると、エージェントがインストール手順のページを読んで、次を順に実行します。
npm install -g superflow-cli
superflow login
superflow login を実行するとブラウザが開くので、SuperFlow にログインして「接続を許可」を押します。
トークンは手元の CLI へ自動で戻り、コピー&ペーストは要りません。ターミナルに戻った時点で認証は終わっています。
疎通は次のコマンドで確かめます。
superflow doctor
出力は次の形で、トークンは先頭だけが表示されます。
接続先: https://super-flow.ai
設定ファイル: /Users/xxxx/.superflow/config.json
トークン: sf_live_••••…(マスク)
疎通確認: OK
認証確認: OK(トークン4枚)
「認証確認: OK」まで出れば準備は完了です。認証済みの環境で superflow login をもう一度実行すると、そのたびに新しいトークンが発行されるので、動いているなら実行し直さないでください。
CI などブラウザを開けない環境では、環境変数 SUPERFLOW_TOKEN にトークンを入れて使います。
実際のコマンドと出力
以下の出力は、私の手元のライブラリで実際に実行したものです。個人のハイライトやメモの本文は伏せ、コマンドと出力の形だけを載せています。
検索する
最初に使うのは search です。キーワードを渡すと、ライブラリの中から関係する記事を探してきます。
superflow search "エージェント" --limit 5 --format=md
cmtutysv 「AI活用力」というスキルはもう存在しない。差がつくのは「知的資産」の蓄積である
cmtje2od Uberの大規模AIエージェント運用についてのX投稿
cmtgefrc The Rise and Fall of Agent Civilizations
cmtgbbee AIを自走させるハーネス設計入門
cmtffuhw 人口問題としてのAI:人間がマイノリティになる未来
左が短縮 ID、右がタイトルで、★はスター付きのアイテムを表します。検索は要約・ハイライト・メモを横断し、対象は読了済みのアイテムに限られます。
絞り込みには次のオプションを使います。
--starred(スター付きのみ)--tag <tag>--since 7d(7日/24h/2wの形式)--only(出所での絞り込み)--limit N
中身を読む
検索で見つけた ID は、read に渡すと中身を取り出せます。要約・主要なポイントのあとに、ハイライトとメモが続く形です。
superflow read cmrm1oqt --format=md
# Claudeスキル構築完全ガイド
> pdf · The-Complete-Guide-to-Building-Skill-for-Claude.pdf · 20分 · 読了
## 要約(AI要約・原文未接触)
Claudeを特定の業務に最適化するための「スキル」の設計、開発、配布に関する包括的な技術ガイド。…
## 主要なポイント(AI要約)
- 「スキル」とは、Claudeに特定のタスクやワークフローを教えるための命令セットをパッケージ化したフォルダーである。
- …
ハイライトやメモがあるアイテムでは、続けて次の見出しが出ます。
## 引用(原文で選択したハイライト)
## メモ(あなたの言葉)
read は ID を並べて渡せます(最大50件、Markdown は --- で連結)。未読のアイテムを読もうとすると、次のメッセージで止まります。
このアイテムは未読です。読了にすると参照できます。
{"error":"not_found","message":"このアイテムは未読です。読了にすると参照できます。"}
終了コードは 4 なので、エージェントはそれを見て読了済みのものだけ拾い直せます。
直近を把握する
最近何を読んだかを知りたいときは、recent を使います。
superflow recent --limit 5 --brief --format=md
cmtuu2dn [未読] なぜ韓国のデザインは、ここまで強くなったのか|ソウル写真紀行
cmtutysv 「AI活用力」というスキルはもう存在しない。差がつくのは「知的資産」の蓄積である
cmtsh5jq [未読] 日本画に学ぶ「余白」の構図術
cmtqh55v [未読] Chart of the Week: Experience > Skills
(以下略)
--brief を外せば、要約・主要なポイント・ハイライト・メモまで含んだ Markdown が返ってきます。
だから、「直近30本を踏まえて考えて」という依頼なら superflow recent --limit 30 --format=md の1コマンドで足ります。1件ずつ read して回る必要はありません。
ハイライトだけ集める
自分が線を引いた箇所だけを並べたいなら、highlights です。
superflow highlights --since 30d --limit 100
出力は「ハイライト本文 〈アイテムのタイトル〉」の1行が並ぶ形です。
注意したいのは期間の指定です。--since を付けないと全期間が対象になって古い素材が混ざるため、付け忘れたときは stderr に警告が1行出ます。
保存する
エージェントから記事を追加することもできます。
superflow save https://example.com/article --memo "後で引用する"
--wait を付けると、要約ができるまで最大60秒待ちます。保存のたびにプランの保存枠を使い、サーバー側のレート制限(20回/分)もかかります。
だから、エージェントには本人が求めたときだけ保存させ、一括保存を繰り返す使い方は避けてください。
まとめて書き出す
ライブラリ全体を Markdown で書き出すのが export です。
superflow export
search と read は読了済みだけが対象ですが、export と list は未読も含みます。
エージェントに全体を渡したいときや、手元にバックアップを置きたいときに向いています。
エージェント向けの出力仕様
最後に、覚えておくと便利な挙動を2つ挙げます。
1つ目に、出力先が端末でない場合(パイプに繋いだとき)は自動で JSON になります。人間が読む Markdown が欲しいときは --format=md を明示してください。
2つ目に、終了コードを見れば失敗の原因を切り分けられます。0 が成功、2 が使い方エラー(保存以外の変更操作の拒否を含む)、3 が認証エラーです。
4 は未読または存在しない ID、5 はレート制限・利用上限・プラン不足、6 はネットワークエラーとタイムアウトを表します。パイプ時と --format=json 時は、エラーの詳細が stderr に1行 JSON でも出ます。
執筆・リサーチのワークフローに組み込む
ここまでのコマンドを覚える必要はありません。Claude Code に日本語で頼めば、エージェントがコマンドを組み立てます。
たとえば、次の3つのプロンプトはそのまま使えます。
過去に読んだものから素材を集める
「AIエージェントの運用」について note の記事を書きたい。
superflow で関連する記事を検索して、私のハイライトとメモだけを集めてきて。
AI要約は素材に使わないで。
エージェントはまず superflow search "AIエージェント 運用" で候補を出します。続けて superflow read <id> --only highlight,memo --format=md で、本人が触れた箇所だけを取り出す流れです。
--only の値は summary / highlight / memo の3つで、カンマ区切りで組み合わせられます。
直近のインプットから企画を出す
superflow recent --limit 30 --format=md で直近30本を読んで、
繰り返し出てくるテーマを3つ挙げて。それぞれに企画案を1つずつ付けて。
ここでは superflow highlights を使わせないでください。highlights は既定で全期間を集めるので、直近を聞いたのに数年前の素材が混ざります。
直近に絞るなら、recent を使うか highlights --since 30d で範囲を切ります。
書いた原稿の裏取りをする
この原稿の主張を、私が過去に読んだ記事で裏付けられるか確認して。
superflow search で該当する記事を探して、引用できるハイライトがあれば出典つきで出して。
出典に使えるのはハイライトとメモです。
AI要約には原文で確かめていない内容が含まれうるので、引用の根拠には向きません。
AI要約ではなく自分のハイライトを引かせるべき理由
SuperFlow の CLI は、1件のアイテムの中身を3つの出所に分けて出力します。
- 要約(summary) … AI が生成した要約と主要なポイント。あなたが原文で触れた箇所ではない
- 引用(highlight) … あなたが原文で選択したハイライト
- メモ(memo) … あなた自身が書いた言葉
出力をこう分けているのは、AI要約と本人の理解が混ざらないようにするためです。要約を自分が読んだこととして原稿に流し込むと、確かめていない内容を自分の主張として書くことになります。
私は、AI要約は読む代わりではなく、時間を使う価値がある記事かどうかを見定めるための下読みだと思っています。
だから、内容をつかむ段階なら要約を使ってかまいません。30本の記事に何が書いてあったかを思い出すのに、ハイライトだけを集めても手間が増えるだけです。
引用して出典を示す段階に入ったら、ハイライトとメモに切り替えます。エージェントには --only highlight,memo を明示してください。
何も指定しないと、要約も含めて拾ってきます。
メモには、要約に無い価値がもう1つあります。メモに残っているのは、記事を読んだ本人の反応です。
「この主張には賛成できない」「自社の案件に使えそう」といった一行は、記事本文をいくら読み込んでも出てこないので、要約では代わりになりません。
要約そのものをどこまで信じるかは、別の記事に分けました。原文と照合する4点は「AI要約の精度はどう比べるか」にあります。
比較の条件
ほかのサービスと比べる前に、何をどう確認したかを書いておきます。次の節の比較表は、2026年9月10日に各サービスの公式ドキュメントと公式価格ページで確認した内容です。
- 「公開API」は各社が公式に文書化している API のみ。非公式のスクレイピングやコミュニティ製ライブラリは含めない
- 「公式MCPサーバー」は提供元自身が配布しているものだけ。サードパーティ製はコミュニティ扱いとした
- 価格は公式価格ページの表示。為替や地域によって変わる場合がある
- 公式ドキュメントで確認できなかった項目は「要確認」と書いた。推測では埋めていない
- SuperFlow は開発元として書いている。不得意な点も同じ軸で書いた
最新の状況は各社の公式サイトを確認してください。
他の選択肢との比較
同じ目的で候補になるのは、SuperFlow のほかに Readwise、Raindrop.io、Obsidian、NotebookLM(現 Gemini Notebook)です。軸は、公開API・公式MCPサーバー・ハイライトの取得・料金の4つです。
| サービス | 公開API | 公式MCPサーバー | ハイライト | 無料で使える範囲 | 有料プラン |
|---|---|---|---|---|---|
| SuperFlow | × | × | ◯ | 保存・要約が累計10件。音声生成・動画処理・AIチャット機能・定着メモ生成が各累計3件(クレジットカード登録不要) | Standard 1,980円/月(税込)(保存・要約 月100件) Pro 4,980円/月(税込)(月500件。AIエージェント連携(CLI)はここから) Max 9,800円/月(税込)(月1,500件) |
| Readwise Reader | ◯ | ◯ | ◯ | 無料プランなし。30日間の無料トライアル(カード登録不要)のみ | Readwise Lite $5.59/月(年払い)(メール中心のプランでReaderは対象外) Readwise Full $9.99/月(年払い)・$12.99/月(月払い)(Readerを含む。年払いは12か月分119.88ドルを一括請求。学生など学術関係者には50%割引(購読前にサポートへ連絡が必要)) |
| Raindrop.io | ◯ | 有料 | ◯ | ブックマーク・コレクション・ハイライト・端末数がいずれも無制限。インポート/エクスポートも無料。ファイルのアップロードは月100MBまで | Pro 要確認(公式の料金ページが地域別の動的表示のため金額を取得できず。年払いは月払いより約20%安いと記載) |
| Obsidian Web Clipper | × | × | ◯ | すべて無料・オープンソース。ページをMarkdownに変換して自分のObsidian vault(ローカルのフォルダ)に保存する | — |
| NotebookLM(Gemini Notebook) | 要確認 | 要確認 | × | 無料版は1ノートブックあたり50ソースまで | Google AI Plus 725円/月(1ノートブックあたり100ソース) Google AI Pro 2,900円/月(1ノートブックあたり300ソース) Google AI Ultra 14,500円/月(5x)・32,000円/月(20x) |
確認日: 2026-09-10(各社の公式ページで確認。最新の料金は公式サイトを参照)
SuperFlow は公開APIの代わりに、公式CLI superflow-cli を配っています。ハイライトとメモの取り出しには highlights と read --only highlight,memo を使います。
Readwise には API v2 と Reader API v3 があり、取得用のエンドポイントは GET /highlights/ と GET /export/ です。Raindrop.io なら v1 の OAuth API(120回/分)で GET /rest/v1/highlights を叩けます。
Obsidian は Web API を持たないローカル前提のツールで、公式CLIで Vault を検索する形です。ハイライトはノート内のテキストとして扱われ、専用の取得手段はありません。
料金は Obsidian 本体が無料、Sync が月4ドル、Publish が1サイトあたり月8ドル(いずれも年払い)。NotebookLM で REST API(プレビュー)があるのは、法人向けの Enterprise だけです。
出典は Readwise API、Readwise MCP、Readwise 料金、Raindrop.io API、Raindrop.io MCP です。
ほかに Obsidian 料金、Obsidian CLI、Gemini Notebook のプラン別上限、Google のAIプラン料金 を確認しました。
選び方
では、どれを選べばいいのか。条件ごとに分けると次のようになります。
MCP での接続を条件にするなら Readwise。ハイライト取得の API が v2 の時代から公開されていて、GET /export/ で一括エクスポートもできます。
公式 MCP サーバーは Claude Code に対応していて、ハイライトと Reader のライブラリを横断して検索できます。Reader に単体のプランは無く、Full サブスクリプションに含まれる形です。
料金の内訳と日本語UIの有無はReadwise Readerの料金・日本語対応にまとめました。API と MCP の利用に必要なプランは、公式ドキュメントに明記がありません(要確認)。
無料で API を試したいなら Raindrop.io。REST API はプラン要件の記載が無く、ハイライト機能も無料・無制限です。
注釈(ハイライトへのメモ)と MCP は Pro 限定で、MCP はベータ段階です。Pro の金額は地域ごとに表示が変わる作りで、公式ページから取得できませんでした(要確認)。
ローカルで完結させたいなら Obsidian。ファイルなので Claude Code から直接読めますし、公式 CLI で Vault の検索もできます。
公式 MCP サーバーは無く、外部エージェント向けのプラグインは第三者の個人開発です。読んだ記事は自動では入らないので、自分で取り込む必要があります。
NotebookLM(Gemini Notebook)はこの用途には向きません。深掘りの道具としては強力ですが、個人向けプランで外部から中身を取得する公式の手段が確認できません。
REST API があるのは法人向けの Enterprise(プレビュー段階)だけです。
SuperFlow は公開 API も MCP サーバーも提供していません。自分でスクリプトを組んで別のツールと繋ぎたいなら、Readwise や Raindrop.io のほうが向いていて、私も SuperFlow が誰にでも合うとは思っていません。
CLI 連携は Pro(月額4,980円・税込)以上で、read で参照できるのは読了済みのアイテムだけです。
得意なのは、保存すると日本語の要約と主要なポイントが自動で付くことと、記事・PDF・YouTube を同じ形式で扱えることです。出力が summary / highlight / memo に分かれているので、AI要約と自分の言葉を混ぜずに引けます。
まとめ
- Claude Code に読んだ記事を参照させるには、読書ログ側にコマンドラインの入口が要る。SuperFlow では
superflowコマンド(npm パッケージsuperflow-cli、2026年9月10日時点の公開バージョン 0.7.1)がそれにあたる - セットアップは「
https://super-flow.ai/cli-install.mdの手順で SuperFlow CLI をセットアップして」の一文をエージェントに貼るだけ。Node.js 18 以上と Pro プラン(月額4,980円・税込)以上が必要 - 主に使うのは
search/read/recent/highlights/save/export/doctorの7コマンド。--format=mdで Markdown、パイプ時は自動で JSON になる - CLI トークンでできるのは検索・閲覧と保存(追加)だけ。削除・変更はサーバー側で拒否されるので、エージェントに渡しても既存のアイテムは失われない。
readで読めるのは読了済みのみで、未読は終了コード 4 で止まる - 出所は summary / highlight / memo の3値で区別される。引用と出典明示のフェーズでは
--only highlight,memoを使う - 「直近N件を踏まえて」は
superflow recent --limit N --format=mdの1コマンドで完結する。highlightsは既定で全期間なので直近タスクには向かない - MCP での接続を条件にするなら Readwise(Full 9.99ドル/月・年払い)か Raindrop.io(ベータ・Pro限定)。NotebookLM(現 Gemini Notebook)は個人向けプランの外部API・MCPが2026年9月10日時点で確認できない
使い方の全体像は 使い方ガイド、料金と枠の詳細は よくある質問 にまとめています。
よくある質問
Claude Code から SuperFlow を使うには有料プランが必要ですか
AIエージェント連携は Pro(月額4,980円・税込)以上で利用できます。Free と Standard では連携用のトークンを発行できません。保存・要約の枠は Free が累計10件、Standard が月100件、Pro が月500件、Max が月1,500件です。数値は2026年9月時点の確認内容です。
AIエージェントに渡すと、保存した記事が削除される心配はありませんか
ありません。CLI トークンでできるのは検索・閲覧と保存(追加)だけで、削除・変更はサーバー側で拒否されます。読了やスターの切り替え、メモの編集、要約の再生成も同様で、試みると終了コード 2 で止まります。削除・変更は Web アプリから行ってください。
MCP サーバーは提供していますか
提供していません。常駐するサーバーを増やさず、CLI とパイプで同じことをする設計にしました。Claude Code や Codex は Bash でコマンドを実行できるので、MCP が無くても検索・読み出しはできます。MCP 接続が条件なら Readwise か Raindrop.io が選択肢です(2026年9月10日確認)。
未読の記事もエージェントから読めますか
読めません。read と open で参照できるのは読了済みのアイテムだけです。未読は list と recent の一覧に [未読] 付きで並びますが、読み出そうとすると終了コード 4 で止まります。読了にすれば参照できるようになります。
Claude Code だけで記事を要約できますか
できます。claude -p "<URL> を日本語で3行にまとめて" のように頼めば、ページを取ってきて要約します。ただし取得は URL ごとの単発で、要約は手元に残りません。読んだものを後から参照させたいなら、保存先の側に CLI の入口を用意する必要があります。数値と挙動は2026年10月14日に公式ドキュメントで確認した内容です。
AI要約と自分のハイライトはどう使い分けますか
内容を把握する段階では要約で足ります。引用して出典を示す段階では --only highlight,memo を付けて、自分が原文で選んだ箇所と自分の言葉だけを取り出してください。CLI は summary / highlight / memo の3つを出力上で区別するので、AI要約を自分の理解として書く事故を避けられます。
保存するだけで、AIが日本語で要約
記事・X・YouTube・PDFを保存すると、AIが要約を自動で作るサービスです。まずは無料で試せます。
株式会社VASILYでのグロースハック担当、AR/VR領域の事業を手掛ける株式会社MESONの代表を経て、POSTSを創業。生成AIなどの先端テクノロジーを事業成長に結びつける戦略パートナーとして活動しています。著書に『生成AI時代を勝ち抜く事業・組織のつくり方』(日経BP)、『いちばんやさしいグロースハックの教本』(インプレス)。
AI時代の情報過多を解消するためにSuperFlowを開発しました。


