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PDFをAIで要約する無料の方法上限・スキャンPDF・料金で比較

PDFをAIで要約する方法を、無料枠の上限・日本語の要約・スキャンしたPDFの扱いで整理。NotebookLMは無料で1ノートブック50ソース・1ファイル200MBまで、AcrobatのAIアシスタントはStudio(月3,300円税込)だけです。

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会議の資料や製品の仕様書が、開いてみたら60ページあった。読む前に中身の見当をつけたい、という場面はよくあります。

私は普段、新規事業の立ち上げと成長の支援をしていて、調べもので長いPDFに当たることがよくあります。読んだものは、自分で開発しているSuperFlow(AI要約)に入れています。

ただ、無料のツールを探し始める前に、確かめておきたいことが一つあります。

そのPDFが、文字として読めるものかどうかです。 紙をスキャンした資料は、画面では文字に見えても中身が画像で、要約させても何も出てこないことがあります。

無料枠の上限よりも先に、ここでつまずく人が多いところです。

では、文字のPDFだとして、どれを使えばいいのか。

1本の中身を確かめたいだけなら登録のいらない無料ツール、複数の資料をまとめて扱うならNotebookLM、読んだ内容を後から使い回すなら保存しながら要約するサービスです。

この記事では、無料枠の上限、日本語の要約、スキャンしたPDFの扱い、要約の残り方の4つの条件で見ていきます。

論文のPDFを管理したい方は「論文PDF管理アプリの比較」、Web記事が中心なら「Web記事の要約AIツールの比較」のほうが近い内容です。

条件を4つに絞る

PDFを要約できると書いてあるツールは多く、全部を並べると比べられなくなります。そこで、条件を4つに絞ります。

1つ目は、無料でどこまで要約できるかです。1日あたりの件数か、登録する資料の数で上限が決まります。

2つ目は、日本語で要約が返るかどうか。画面が日本語かどうかとは別の話になります。

3つ目は、スキャンしたPDFを扱えるかどうかです。ここは公式ページに書いていないことが多い部分です。

4つ目は、作った要約が後から残るかどうか。1本だけ確かめたいのか、資料として貯めたいのかで変わります。

なお、ここでは1枚の比較表にまとめていません。公式ページで条件を確認できる範囲が、サービスごとにかなり違うからです。

条件ごとに分けて書き、確認できなかった項目は「要確認」と書きます。確認日は末尾の出典に入れました。

無料でどこまで要約できるか

まず上限です。ここは「1日何件まで」と「資料を何本まで登録できるか」の2通りに分かれます。

資料をまとめて扱う前提でいちばん条件がはっきりしているのは、GoogleのNotebookLMです。 公式ヘルプの表では、Gmailアカウントで使う無料のStandardがノートブック100個、1ノートブックあたり50ソースとなっています。

有料のPlusは200個と100ソース、Proは500個と300ソースです。表には「使用量上限(変更される場合があります)」と添えられています。

取り込めるファイルの形式にはPDFが入っています。ほかにWord(docx)、テキスト(txt)、マークダウン(md)、CSV、PowerPoint(pptx)が挙げられています。

1つのソースで取り込める量は最大500,000語、アップロードできるファイルのサイズは200MBまでです。長い資料でも、この範囲なら1本をそのまま渡せます。

登録せずに1本だけ試したいなら、PaperGuideのような単発のツールもあります。公式ページでは1日3件までが無料で、登録やアカウント作成は不要と案内されています。

4件目からは有料プランが必要だと書かれていますが、その金額は今回見たページには載っていませんでした。価格は要確認です。

もう一つ、手元のPDFビューアに要約機能が付く形もあります。ただ、Adobe AcrobatのAIアシスタントは、個人向けではAcrobat Studioにだけ入っています。

Acrobat Studioは年間プランの月払いで月3,300円(税込)、月々プランで月4,620円(税込)です。安いStandard(月1,980円)とPro(月2,530円)には、AIアシスタントは含まれません。

つまり、無料で始めたいならNotebookLMか単発ツール、手元のビューアで完結させたいなら最初から有料という分かれ方になります。

スキャンしたPDFは要約できないことがある

ここが、無料枠の次に効いてくるところです。

紙をスキャンしたPDFは、中身が文字ではなく画像のことがあります。 その場合、ツールは渡された中身を読み取れず、要約が空振りします。

確かめ方は簡単です。PDFを開いて本文の文字を選択できるか、検索で本文の単語が引っかかるかを見ます。

選択も検索もできなければ、その資料は画像です。先に文字を取り出す処理(OCR)が必要になります。

この点について、公式ページははっきり書いていないことが多いところです。NotebookLMのヘルプにスキャンPDFの記載はなく、画像については「現時点では、特定の種類の画像は正常に機能しない可能性があります」とだけ書かれています。

OCRでスキャン文書も扱えるとうたう要約ツールもありますが、今回は公式ページで条件を確認していないため要確認とします。

スキャンした資料が多いなら、要約ツールを選ぶより先に文字を取り出す手段を決めたほうが早く進みます。

順番を逆にすると、どのツールを試しても同じところで止まります。

日本語のPDFで気をつけるところ

次に言語です。ここは2つに分けて見ます。

画面が日本語で使えるかどうかと、要約が日本語で返るかどうかは別の話です。英語の画面でも日本語の資料を日本語で要約することはできますし、その逆も起きます。

NotebookLMは画面も日本語で、ヘルプも日本語で提供されています。

Readwise ReaderはPDFを扱えてAI要約もありますが、画面は英語で、日本語のUIはありません。無料プランはなく、30日間の無料トライアルから始める形です。

Readerを含むReadwise Fullは、年払いで月9.99ドル、月払いで月12.99ドルです。条件は「Readwise Readerの比較」にまとめています。

SuperFlow(AI要約)も、PDFを保存の対象にしています。開発している立場から書くと、保存した時点で日本語の要約が作られ、画面は日本語です。

Freeは保存・要約が累計10件で、クレジットカードの登録は要りません。Standardは月額1,980円(税込)で月100件です。

要約が後から残るかどうか

最後に、作った要約の行き先です。ここで道具の型が分かれます。

単発のツールは、その場で要約を受け取って終わりになります。手軽ですが、画面を閉じれば残りません。

NotebookLMのようなノート型は、資料と一緒にノートブックの中に残ります。複数の資料をまたいで質問できるので、同じテーマの資料が何本もあるときに向きます。

保存しながら要約するサービスは、PDFもWeb記事も同じ場所に集まり、後から中身で探せます。

ただ、SuperFlowは資料を1本だけ試したい人に向く道具ではありません。 保存することが前提の作りなので、使い捨てで1本要約したいだけなら登録のいらない無料ツールのほうが早いです。

書き出しも有料プランの機能です。

私は、使い捨ての要約と、後で使い回す要約は別のものだと思っています。前者に多機能な保存先は要りませんし、後者を単発ツールで済ませると同じ資料を何度も読み直すことになります。

用途別の結論

  • 1本のPDFを登録なしで試したい: PaperGuideのような単発ツールです。1日3件までが無料で、登録は不要です
  • 同じテーマの資料を何本もまとめて扱いたい: NotebookLMです。無料で1ノートブック50ソース、1ファイル200MBまで、1ソース500,000語までです
  • 手元のPDFビューアで完結させたい: AcrobatのAIアシスタントですが、個人向けではStudio(月3,300円・税込・年間プランの月払い)だけに入っています
  • 読んだ内容を日本語の要約で残して使い回したい: SuperFlowの無料枠(累計10件)か、英語の画面でよければReadwise Readerです
  • スキャンした紙の資料が多い: どのツールの前に、まず文字を取り出す手段を決めてください

まとめ

  • PDFのAI要約は、無料枠の上限より先に「そのPDFが文字として読めるか」で結果が分かれます
  • スキャンしたPDFは中身が画像のことがあり、本文の文字を選択・検索できるかで見分けられます
  • NotebookLMは無料でノートブック100個・1ノートブックあたり50ソース、PDFに対応し、1ソース500,000語・1ファイル200MBまでです
  • PaperGuideは1日3件までが無料で登録不要ですが、有料プランの金額は確認できず要確認です
  • AcrobatのAIアシスタントは個人向けではAcrobat Studioだけで、月3,300円(税込・年間プランの月払い)です
  • 日本語の画面で使えるのはNotebookLMとSuperFlowで、Readwise Readerに日本語UIはありません
  • 料金と上限は変わります。末尾の確認日を見て、公式ページで現在の条件を確かめてください

よくある質問

PDFをAIで要約するのは無料でできますか

できます。NotebookLMはGmailアカウントがあれば無料で、1ノートブックあたり50ソースまで登録できます。登録せずに試すならPaperGuideが1日3件まで無料です。数値は2026年10月29日に各公式ページで確認した内容です。

スキャンしたPDFを要約できないのはなぜですか

中身が文字ではなく画像になっているためです。本文の文字を選択できない、検索で引っかからないPDFは画像なので、先に文字を取り出す処理(OCR)が必要です。要約ツールを変えても同じところで止まります。

NotebookLMにアップロードできるPDFの大きさに上限はありますか

公式ヘルプでは、アップロードできるファイルのサイズは200MBまでで、1つのソースで取り込める量は最大500,000語とされています。対応形式にはPDFのほかWord・テキスト・マークダウン・CSV・PowerPointが挙げられています。数値は2026年10月29日時点の確認内容です。

Adobe AcrobatでAI要約を使うといくらかかりますか

個人向けではAcrobat StudioにAIアシスタントが入っていて、年間プランの月払いで月3,300円(税込)、月々プランで月4,620円(税込)です。Acrobat StandardとProには含まれません。数値は2026年10月29日時点の確認内容です。

日本語の画面でPDFを要約できるものはどれですか

NotebookLMは画面もヘルプも日本語です。SuperFlowも画面が日本語で、保存した時点で日本語の要約が作られます。Readwise ReaderはPDFとAI要約に対応していますが、日本語のUIはありません。

出典・確認日

各社の最新の条件は、必ず公式ページでご確認ください。ここに書いたのは、上の確認日にSuperFlowが公式ページで読み取れた範囲の内容です。

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著者
梶谷 健人
株式会社POSTS 代表取締役 / SuperFlow 開発者

株式会社VASILYでのグロースハック担当、AR/VR領域の事業を手掛ける株式会社MESONの代表を経て、POSTSを創業。生成AIなどの先端テクノロジーを事業成長に結びつける戦略パートナーとして活動しています。著書に『生成AI時代を勝ち抜く事業・組織のつくり方』(日経BP)、『いちばんやさしいグロースハックの教本』(インプレス)。

AI時代の情報過多を解消するためにSuperFlowを開発しました。

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